育毛剤の副作用
育毛剤には、頭皮に塗布するプッシュ式やスプレー式やミストのタイプや、サプリメントや内服薬など経口摂取するタイプなどがあり、タイプにより副作用の症状も変わります。
また、医薬品の育毛剤は、それ以外の医薬部外品などの育毛剤よりも、効果が高いだけに副作用も強くなります。
・頭皮に塗布する育毛剤の副作用
このタイプに一番多い副作用は、かぶれや赤み、痒み、湿疹などです。
また、フケが目立つようになることもあります。
使用をやめると通常、症状はおさまります。
特に皮膚の敏感な人は、十分注意しましょう。
・経口摂取する育毛剤の副作用
サプリメントや内服薬など、身体の中から改善をはかる育毛剤は、食欲不振や倦怠感、吐き気などの副作用が発生する場合はあります。
・医薬品の育毛剤の副作用
医薬品の育毛剤で有名なものは、ミノキシジル配合のロゲインやリアップ、フィナステリド配合のプロペシアなどでしょう。
ミノキシジルの育毛剤には、外用タイプと内服タイプがありますが、外用のミノキシジルにみられる副作用で、最もみられるのは頭皮の痒みやかぶれです。
我慢できないほどの痒みに襲われる人もいます。
また、内服タイプの場合は、ミノキシジルはもともとは高血圧の治療に使われていた血圧降下剤でしたので、血圧降下剤としての副作用である低血圧、動機、頭痛、胸痛、手足のしびれ、むくみなどがあります。
内服タイプのフィナステリドの副作用では、胃の不快感のほかに、性欲の低下、精子数の減少や勃起不全といった性的機能の低下が確認されています。
また、カロヤンなどに配合されている塩化カルプロニウムは、内服タイプと外用タイプがありますが、ミノキシジルと同じ血管拡張作用があり、副作用の症状もミノキシジルと似通っています。